7月下旬
河口湖おかっぱり釣行。
いつものように連れのハマータと合流する為に朝車に向かうとボンネットには水滴が着いていた。
夜に雨が降ったらしくこの暑い季節の雨は魚の活性に左右すると考える。
「今日は釣れる気がする…」
そんな事を車内で交わしながら中央道を走り河口湖を向かった。
最初のポイントは仲間内で『裏河口湖』と呼んでいるポイントから撃ち始める事にした。
予想通り魚の活性は高いようで、バスがベイトフィッシュを追いかけて食っている。
ベイトフィッシュは水面から飛び出して逃げ惑う姿を何回も目撃した。
ルアーチェンジ試みるもアタリはないまま午前の部は終了した。
普段であればお湯を沸かしてカップラーメンを食べるのだけれども、夏の暑さにやられて暑いラーメンを食べる気にはならないので、ファミレスにいって冷やし中華を食べるがてら中盤のポイントを決めるべく作戦会議。
次なるポイントは『ロイヤルワンド&溶岩帯』。
フィードを探しながらボトム&中層を探っていくが、アタリは得られず…
するとハマータがシャウト!
「食ったーッ!」
ロッドが弧を描く!
またしてもハマータに先を越されたかと思った瞬間、ロッドが元の姿に戻ったのだ!
痛恨のラインブレイク!
4lbの細いラインを使っていたという事もあり、溶岩のエッジで切られたようだ。
暫く溶岩帯で撃つもそれからアタリはない。
後半の夕マズメに向けてポイント移動。
再び『裏河口湖』へ。
朝撃っていたポイントでウィード目がけて再び撃つ。
ジグヘッドでウィードが絡みすぎたようで重い感じがするので回収して取り除こうと思いゆっくりリールを巻いていると突然水面でヘッドシェイク!
!?
アタリもないのにバスが掛かっていたー!
慌ててフッキングするも掛かりどころが悪かったらしくバラしてしまった…
やっとバスが掛かったのにバラすとやる気が一気になくなった。
それに追い打ちをかけるようにハマータがシャウト!
フィーシュッ!
!?
今度は慎重にやり取りして、確実にランディング!
今回卸したてのワールドシャウラ2631F入魂!
サイズは40cmのグッドサイズ。
やる気が本当になくなった。
しかし!今回はこのやる気がなくなった事が良い結果をもたらした!!
やる気がなくなった時は好きなルアーを投げて動きやキャスティングを楽しむ事が多い。
今回もそうだ。
お気に入りのチューニングベビーバドを遠投し、少し潜らせてサーフェイスを巻く事数回、ロッドに重みを感じカルカッタコンクエストのハンドルが空回りする!
乗ったーッ!
サーフェイスをぐんぐん走る!
バドを咥えながらバスがヘッドシェイクするとハマータが気付いた!
「食ったんすか!何で食ったんすかー?」
サイズの割にはかなり走るバスでそのまま岸にずり上げた。
興奮気味に「ベビーバドのサーフェイスで食ったきた!」と返答した。
34cmとサイズでは負けているがダウンショットポークで釣るのとベビーバドで釣るのとでは付加価値が変ってくる。
ルアーフィッシングであるから、出来る事であればハードルアー。またそして変なルアーで釣りたい!といつも話しているのだ。
いつもバドで釣った時はなんとも言えない気持ち良さが込み上げてくる!
するとハマータもタックルボックスからバドを取り出し投げ始めた。
フィッシュライクなルアーよりバドで釣りたい気持ちは良くわかる!
我々はヘドン愛好家なのだ!
そこから、キャストは続けるもアタリやチェイスは得られず、ボイルも徐々に減っていった。
18時30分。
雲行きも怪しくなり、空も暗くなり始めたので帰ろうと思ったが車が対岸という事もあり、雨がふってもすぐに帰れるように対岸で19時までやって帰る事にした。
バドで釣った事もあり、もう満足しているのでタックルバッグを車に置き、『カミカゼルアーボックス』を厳選していると、とあるルアーにピン。
ジャッカル ジョッキー120F
買ってから数回使ったが、全然釣れなかったし、少し大きいので使う事が激減したルアーで『カミカゼルアーボックス』に入ったのだ。
カミカゼルアーとは、あまり気に入っていないルアーでなくなっても良いと思っているから、強引な場所でもガンガン攻められるルアー。
ロストしても痛くないので、お気に入りルアーでは攻められないと事を攻められるアグレッシブなルアーなのだ。
最後の残り20分をジョッキーで遠投アシ際岩場をガンガン攻めてロストさせる気持ちでキャスト!
案の定岩に引っかかるがなんとか回収。
不思議な事にこのカミカゼルアーは根がかりしても結構な確率で帰ってくるのだ!
少しポイント移動してアシ際を通して岩場をサーフェイス高速巻き!
ググググ…
ロッドに重くなりハンドルが空回りする!
食ったーッ!
ロッドを横に引きヘッドシェイクさせてないようにするもヘッドシェイク!
「えーー!食ったんすかー!」
ハマータに気付かれた!
バスが掛かると意識が全部バスの方にいってしまうので話す余裕なくなり、フィッシュだとか食っただとか言う事が出来ない。
慎重にやりとりして、岸に上げるとかなりデカい!
50cm超えたと確信した。
「これは50cm超えたぞ!サヨナラホームランドラマフィッシュ!」
フックもセンターフックとリアフックの2本ガッツリ刺さってしているので、素手で外すのは少し怖い。またこのサイズのバスが暴れると力も重量もあるので手にフックが刺さる危険もあるので、車にタックルバッグを取りにいっていざ計測!
2cm足らず48cm…50cmの壁はアツかった…